自己中宣言『あなたみたいに

2004年12月15日

すき

そういえば言ったことがなかった。

午前二時の暗闇。
私は一人で眠りに落ちることができない。

小さいころにおかあさんと一緒に寝るとき、
いつも彼女の方が眠りにおちるのが速かった。

家族5人が一つの部屋で眠っていたころ、
一番年下の私が一番布団に入るのが早くて、
隣の部屋はちゃんと電気がついていて、
家族の誰かがちゃんと起きていた。

それでも時々、
家族全員が一緒の時間に寝る日があって。

みんなで布団にはいって、電気を消す。
しみの付いた天井。
ねずみのような模様を見つめているうちに、
私は周りのみんなが寝てしまったことに気づく。

今はさすがに自分の部屋で一人で眠るけど、
でも一人で眠るのは時により
ものすごく勇気が要る行為。
トラウマだ。
そういう日、
できることなら誰かの胸に抱かれて眠りたい、
と激しく思う。

[眠れない夜、
人恋しさと愛情を分けて物事を考えなければならない]
というのは確か江国香織の文章。

おやすみ、とメールしてみる。
あったかくして眠りなよ、とすぐに返ってくる。
愛情と人恋しさを混同したのか、わからない。
あ、私この人をすきなんだ、と思った。

すき、と言ってみた。


coloro at 22:40│Comments(0)TrackBack(0)

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