2005年05月

PCM_05_05_31_0007.jpg なんで教職課程の国語科を取っているのかというと
日本語を教えるスキルがほしいから。
教員という仕事に興味があるわけじゃなかったんだけど
でも現代教師論とか生活指導論とかやってると
先生ってほんっと大変だったんだなぁと思う。

えっと、毎週金曜日は留学生の日本語スピーキングの相手をしている。
タイ、韓国、アメリカから留学生が一人ずつ、日本人は私とタクヤ君というお兄さん(実はタメだけど背が高すぎて年上にしか見えない)とで五人。
彼らは一年も日本語勉強していないというけれど、なんでこんなにぺらぺらなんだろうともぉ不思議でしょうがない。すごすぎ。

とはいうものの、留学生三人の中でもやっぱり理解度と喋れる量の差が激しくて。一人はぺらぺら喋って自分の意見をどんどん言う。もう一人はあまり喋りはしないけれど、それは無口な性格のためであるようで理解はしている感じ。
もうひとりは、ちょっと他二人のテンポの速さについていけない感じ。自分が発言すると会話が止まってしまうのは?みたいなことを気にしちゃって、こちらが話を振らないとなかなかおしゃべりできない。(凄い良くわかるんだけどね、そのキモチ!)

これじゃー一番喋れない彼女が可哀そう、とボランティアを運営している委員会の人のアドバイスで、この五人グループを二つに分けてみた。よく喋る&理解できている子とタクヤ君で組んでもらって、
私と日本語歴の一番短い彼女とが組んで来週から続けることにした。

でしゃばったことしちゃったかなぁ、と内心すごい心配で。
留学生三人のうちだれか傷ついていないか心配で。
んで夜にタクヤ君から着信があった。のんびりおっとり、うるさいことは言わない彼だから電話かけてくるとは相当の用事か文句だろうかとどきどきで。

結局、電話しなおしたら用件は
「留学生三人のうち誰かが困ってたり傷ついたりしてなかったか?」だって。
彼も状況把握して心配していたらしい。
平等も難しいし能力別もむずかしい、
誰も傷つけないように、なんて出来るのかしら。

こないだバイトで小五の女の子を泣かせてしまった。
オンナノコに泣かれるなんて、まじでどうしようかとおもった!


PCM_05_05_31_0002.jpg 日本人同士って
海外でひとりで歩いていても同郷人だとわかっちゃうん。
台湾のひとに台湾語で道を聞かれたことはあるものの。
どっかの田舎町とか現地の人しか乗らないようなそのくにの夜行列車とか。
日本人らしきひとたちが向こうから歩いてきて、すれ違いざまに「あっ」ってつぶやく声が聞こえるの。あるいは目が合ってもすれちがうときにはめをそらしちゃうとか。
でもたいてい相手の人たちは男性グループの二人以上で、
あたしは一人だから(その時点でびびられる)
なんか会話成立しないんだよね。日本語で話すのがはずかしいんかな。
なんでだろう。
知らない人とたくさんしゃべるためにひとりでいるのに。

また変なこといっちゃった

素直にしんじていればいいのに。

思ってることとか感じたこととかうれしかったこととかちょっぴり傷ついたこととか
全部ぜんぶ話して
二人で解決できればいいのに、分け合えればいいのに、って
思うんだけど、
お互い忙しいし、会ってもそういう話する時間なかなか取れないし。
となると
ある程度までは自分の中で解決して、その上で伝えたい気持ちがあったら言う、みたいな感じになっちゃうのかなぁ。なんか寂しいんだけど、それ。
でも私弱いからなー。全部知ってもらわないとなんかすっきりしない。
もうちょっと強くなったら、
一番伝えたい気持ちの篩い分けがうまくなるのかな。
悲しそうな顔ばっかりじゃなくて、
あえてうれしいとかそういうのがちゃんと伝えられるように、
なるのかな。

私プロ野球にさりとて興味があるわけではないのだけど、古田さん結構スキ。
書かれている文章がほんわかしていて、身近にこういうお兄さんがいてくれたら楽しいだろうなぁ〜と思う。
スポーツ選手って自分の夢をそのまま形にされた人たちなわけで、
そこまでたどりつくのには並大抵な努力じゃないんだろうなぁ〜(ほぉー)
っと勝手に想像して勝手に感動してしまう。
古田さんだけじゃなくてイチローとか松井秀喜さんとか、一流!って言われる人たちの精神力って並大抵じゃないんだろうけど、でもそういう精神力を他人に見せる前に彼の場合、好きなことを仕事にしてます!っていう自信と喜びみたいなのが雰囲気でテレビ越しにぽわーっとこっちにまで伝わってくるんだ。
こういう大人になりたーい(理想化しすぎ??笑)

明日も一限しかないらしい。

一限目は班のリーダーがジャンケンに勝ってしまったので、私までさらし者になってみんなの前でディスカッションをやった。アメリカ社会におけるイスラム系移民迫害をどう解消するか。よくわからんけどね。
あたしなんにもしらなすぎるんだ。主観でしかものいってないし。




こんなもんを生協で読んでみた。ナカタニストでもないんだけど、でもこのひとプラス思考でいいかんじ。
今のあたしに必要なのは、ひとりになること。

というわけで一限後にさっさと家に帰って、勉強したいと思って、そう、した。このまんまじゃ何にもしないで大学追い出される妙な恐怖。


悲しき熱帯

先輩(自称閣下)を見習って(?)音楽をガンガン聞きながらテキトーに書いていたら、てきとーな読書感想文が仕上がった。
こんなものでいいのかしらん。。。

んもうほんっとわけわからん。
文化人類学のかだい。
「リストの中から本を自由に選んで読書感想文を書きなさい。」
何でこんな意味不明な本を選んでしまったのだろうかと自分でも不思議なんだけど、やっぱり読むっきゃないんだよ、
読みたかったんだもん。
何度もっとわかりやすい書き方をしている本を読もうかと思ったことか。
実際ちょこっと浮気して他の本も2冊くらい読んでみたけど
やっぱり興味ない分野の本を読んでも感想なんてかけなかった。
でも難しかった!っていうのも感想として成り立つのかしらん。。。

なぜ難しいのかというと、
おそらくこれフィールドワークの調査結果と、レヴィ=ストロースの回想が時系列で並んでいないこと。
訳文が悪いわけじゃないと思う、
このひとあたまよすぎるんです!

彼はあまぞんの奥地に住む民族を見ているようで、見ていなかった。
かれの見たかったものはにんげんだから。


明日は1限しか授業がないらしい☆

今日聞かせてもらった音楽、すごく素敵だった。
ベースの音がすごく柔らかくてゆったりしてて、
ピアノの高いおととときれいに(なまめかしく)絡んでた。
私doublebassは時々ひくけれど
ジャズはあんまやったことないからね、
pizzつらくていつもギブアップしちゃう。
でもこんな音が出せたら素敵だよなぁ。
ジャズトロニック(つづりがわからん)と聞いたけど、なんていう曲だろう。

早くレポートから開放されたい!!
開放されたら今度こそ、今まで気になっていた「やりたかったこと」をやろうと思う。
こんやもがんばろう。


Horizon

古楽器のコンサートに行ってきた。
見たかったのはヴィオラ・ダ・ガンバ。
やっとやっと見れた。

チェロとかコントラバスとかやってたから
ヘ音記号しか読めないし、
通奏低音の音しか拾えないんだ。
だから私の聞き方は
「通奏低音の弦楽器がヴァイオリンとチェンバロと、どうやって絡んでいるか」
ずいぶん勿体無い聞き方だなぁと思うのだけど、
全体を聴いた上で通奏低音がどうとかメロディーがどうとか、というのは
どうもできない。。。不器用。
ガンバばっかり凝視。いつもの1.5倍くらい目がおっきくなってたと思う。
満足。すごかった。
なんかね、オーラが違う。音がすごいゆたか。
演奏しているこのひとは自分にも他人にも厳しい人なのかなぁ、
と感じた。
あとおわったあとの笑顔が素敵。
現代のチェロとかバスとかにはない表情がたくさん。
コレだけたくさん空気と表情の変わる音に会えるとは。
またとことこ行ってこようと思う。


Lisa in the Jungle


Pendant les vacances, j'ai promene les chiens des gens du quartier.

Et vous saves ce que je me suis achete avec tout l'argent que j'ai gagne?

Un porte-clefs-voiture-de-course!!


社会学の必修授業で、こないだ「現在の自分を取り巻く人間関係を地図に表し」「環境を分類」し「重要人物をリストアップし」「人物を評価」し、自己の価値観を摘出せよ、という作業をやった。無理を承知で『敢えて』環境と人物に序列をつける。無理を承知で。こっそりと。そして出来た図は誰にも見せてはいけない、というお約束の中で、180人の生徒たちは黙々と1時間自分のスケッチブックに絵を描き続けた。今の自分がだれによって生産されてきたか、そしてこれから誰によって生産されるのかを知るために。

今の私を作っているひとたちのなまえ。これからもっと知り合いたいと思う人の名前。お互い生活する環境が違うが故にrelationが薄れてしまった人。喋ったこともないあるいは相手は私のことなどわすれているだろうけれど、それでも今の私に大きな影響を及ぼしているひと。この瞬間の私は一体誰によって生産されたのか。

ちなみにこの授業を指揮している先生(ていうか怖いおっちゃん)はこの作業をしばしばして、毎月飛行機で海外に行くことになるたんびに家族にイショをかいていくそうな。「金に困ったらダレダレに頼れ」とか。
イショねぇ。
もし万が一のときは私あげるものないから友人たちにピアスを、コイビトには黒髪を遺すよ。

それはさておき、 今日は習字の時間に27歳の同級生に軽く人生相談?に乗ってもらった。年上のひとっていいね、視野の広さがちがう。彼はいつも私を変態呼ばわりするのだけど、今日は私がものすごいまじめに文字をかいていたものだから、まじめに相手にしてくれた上に私の動きののろさついてまで心配してくれた。
取っている授業が結構かぶっているので、話す機会は多い。でもお互い携帯も知らないし、そんなものお互いしらなくていいし、べつにキャンパスとか廊下を一緒に歩いたりなんてしない。どんな友だちとかコイビトが自分の周りにいて、とかそういう話も全然しない。一体いつも何を話しているんだろうと思うのだけど、しかしそれでもなかなか面白い視点をいつもくれる。
今日は、
「きみは公私共に人間関係が充実してそう」。

にんげんかんけい。

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