2006年07月

二時間残業で同じ名前の女の子の社会の夏季計画を立てた。
甘やかしすぎなのだ。自力で勉強しないなんて無理に決まっている。
なんとなく六時半。電話をして家に帰ることが決まるとどっと疲れた。
帰り際に流し込んだコーヒーが気持ち悪い。飲めないのに。バスには乗るが途中で降りてしまう。スーパー付近でふらふらしていたら母が途中まで歩いて迎えに来てくれることになった。ピンクのエプロン姿が暗がりに見えて、なぜか私はぽろぽろと泣く。

『贈与論』を借りてみた。
ちょっぴりよんでみたよ。
クラの話とか。そういえばこんなはなしもあった。ちょっとおもしろかった。
でもね、きみがなぜこれをすすめてくれたのか、やっぱりまだ見えないん。
10月まで借りられるから、この本。
もうちょっと考えてみようかな。

23日 本を貸す。『奇子』上下二冊 その他三冊
24日深夜 電話をする。夜中にどきどきする。
25日 しかし相変わらず働く。働く。8時間労働。へんなの。
昼休みに電話をかける。へんなひとに「私ってへんなひとだよね」ときいたら「うん、へんだね」と答えられる。普通に育ったらそういうことにはスルーするものだとか。こうしていても時間はきちんと流れる。なにか書いてあったら私はきっと仕事中に泣くと思ってパソコンは見ない。
25日夜 パソコンを見たら案の定あたしは泣いた。喋ったことのない人なのに。
26日 給食室のおばさんと称してバスに乗り込む。78歳のおばあちゃまとバスで喋る。脚長バチの最盛期。ハヤシライスは水を入れすぎて仕方がないからマリオをやる。星のカービィは無理だった。ゴーヤチャンプルとアサリを作ってみるけれど
アサリはよそったほうばっかりに砂が入っていた。私のには入っていない。
泥鰌を三匹買って帰れば飼えたのに。
27日 パスタを食べる。夕食が二回。
31日 ふくぶーがくるはず。
倒れるようにして日が過ぎてゆく。

lying beside you
here in the dark
(Mariah)

時刻表2006年8月号(ミニサイズの全国版)を買いにいきます。うふふ。
四国版は200円です。
これをつくるひとの特集が以前新聞にありましたが、まさに職人技だと思います。

先週、姉が夏祭りでもらってきた金魚が
今朝猫に襲われました。
実はうかつなことに、
私は先週からうちに「きんぎょがいっぴき」増えていることすら知らなかった。
きんぎょがいっぴき、きんぎょがにひき。
目に入れても痛くないほどのかわいいきんぎょちゃんが、おととしの夏に猫に襲われていましたが。いやはや。
とっとのめ。

メメント・モリ

しばしば記憶がフラッシュバックする。疲れているのだろうか。
彼女がつきあっていたヒロシさんというひとは、事故の直前に別れたというので
おそらく今も彼女の死を知らない。
その男は一体どんな顔をして、生きているのだろう。
相変わらずのほほんと他のひとを泣かしていたら、きっとあたしはつかみかかるとおもう。
なんかつかれたな。存在が悪臭。

書けないんじゃなくて書かないんじゃないの、と先日言われたが
それは決して非難口調ではなかったことを今日やっと知った。
人の大部分は思い込みで成立するらしい。
今日の直管はすごく綺麗だとおもった。
布地屋の前の楽器屋にはソプラニーノのプラスチックリコーダーと透明のオカリナが売ってあった。あたしはその前のおもちゃの鉄琴を一人でひととおり鳴らし終えてから、「ついたよ」と連絡をする。
とっくに到着している。布地屋にいくまえから。会うのに準備が必要なだけだ。
電気をつけて、オレンジとグレープフルーツのジュースをこくこく飲んで、
ああ戻ったとおもった。
私が私に戻る、なんていう思考自体なんだかアイデンティティに悩む思春期の少女みたいだ。もっとも今でも私はそうなのかもしれないが。
ABBAのオプティミスティック的’THANKYOUFORTHEMUSIC’がストレートにきもちよいと思う。だいじょうぶ。何も案ずることはない。

黒い猫のような一日だった。

あたしはいったいなにをしているんでしょう。

ねこがほしい。
上品で甘え上手で金魚を襲わないこ。

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