体の大部分が壊死しているみたいだ。右のあたまの後ろのほうの一部分だけで、あたしは思考して試験勉強してテストの答案をつくってレポートを書いて人に会ってこれを書いている。みたい。
雨のにおいはある年の夏の夜を思い出す
あたしがあたしであったころ。
いつのまにか泣くために泣くことができなかった。
いつもなにかしらの思惑とかが混じってしまってそんな自分が気持ち悪い。
悲しいときにはわんわん泣けた幼稚園のころに戻りたい。
そうやって泣けるように、いつになったらなれるのか。
いわゆる絶交宣言、というのを4つくらい受け取ったことがある。
思い出すのもわずらわしいが今更驚かなかったのでそのうちの2通は破って捨てた。
そのうちの1通は消した。そのうちの一人は無言だったけどお互いそういうものであるとあたまでは理解していた。
そのうちの1人は切ったら切れる縁だったと思う。そんな感じ。
そのうちの3人はたぶんあちらは死ぬまで忘れないんじゃないかと思う。
切らなきゃ立っていられなかったのだと思う。切られる対象であることで私は自分の存在がその人が立つために必要であったことを認識する。
切るからかえって私の記憶がその人に刻み込まれるのだ。わかってないな。
そこまで覚めて見下すからまたそういうことを言われるのだ。
それでもまたやってくるのはいったいなぜでしょう。か。人間ってわからん。
抱かれていてもわからないものはわからない。
明日の試験が終わったら台湾に行きたい。スコール。台風。
南の雨に打たれたら、あたしはきっとまた泣ける。
雨のにおいはある年の夏の夜を思い出す
あたしがあたしであったころ。
いつのまにか泣くために泣くことができなかった。
いつもなにかしらの思惑とかが混じってしまってそんな自分が気持ち悪い。
悲しいときにはわんわん泣けた幼稚園のころに戻りたい。
そうやって泣けるように、いつになったらなれるのか。
いわゆる絶交宣言、というのを4つくらい受け取ったことがある。
思い出すのもわずらわしいが今更驚かなかったのでそのうちの2通は破って捨てた。
そのうちの1通は消した。そのうちの一人は無言だったけどお互いそういうものであるとあたまでは理解していた。
そのうちの1人は切ったら切れる縁だったと思う。そんな感じ。
そのうちの3人はたぶんあちらは死ぬまで忘れないんじゃないかと思う。
切らなきゃ立っていられなかったのだと思う。切られる対象であることで私は自分の存在がその人が立つために必要であったことを認識する。
切るからかえって私の記憶がその人に刻み込まれるのだ。わかってないな。
そこまで覚めて見下すからまたそういうことを言われるのだ。
それでもまたやってくるのはいったいなぜでしょう。か。人間ってわからん。
抱かれていてもわからないものはわからない。
明日の試験が終わったら台湾に行きたい。スコール。台風。
南の雨に打たれたら、あたしはきっとまた泣ける。