2007年02月

鍋を焦がして薬を煮ているうちにもう3ヶ月
お医者さん曰く、だんだん安定してきたらしい
わたしも診察室で、なかなくなった
安定とひきかえにうしなったもの。
感情。かんかく。にがみ。失ったものを振り返り思いを馳せるほど、かたちのあるものではなかったとおもう。
でもやっぱり、指の間から何かがすべりおちて、
すとんと、
そうして、
あ、って
べんてんじまで見たのりの養殖の湖を思い出して、
ながさきでゆたんぽをもらったのを思い出して、
あ、また細胞が、変化、しちゃった、
とおもって
ちょっと苦しくなる。
まぁ、もう書けないかもしれないけれど。
あきらめずにきてくれるひとがいるみたいで、
もともとじぶんのためにかいていたけれど、
まぁ、消そうとはおもわないので、
気が向いたら、遺していきたいと、おもいます。
なうか書房の日に見た
ちべっと語辞典の美しさほどじゃないけど。
そういうのがあたしの死んだ後に遺るって
ほんうに、
もうほんとうに、
素敵だと思う。
ほんとうは、そういう仕事が、したいんだとおもう。
辞書じゃなくても、西蔵語じゃなくても、いいから。
だからなにか、
ダイジリンみたいに分厚くておっきくて、
うすーい茶紙にさらさらと記された書物みたいな、
そういうやつ。

あ、こんどはとりあえず
辞書部門を志望してみよう

♪Pretty woman
wakin'down the street
がんばるがんばる。
うん。
なんで?
髪が伸びた。
でもきらない。
撫でてくれる人はいると念じつつ。


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