2016年09月

「自分が今事務だから異動先の地方支社でも事務が出来るに違いない」と彼女は言ったのだけれど
いま正社員の人件費一生懸命削っているし、
売り上げ高の多い関東圏だから正社員が事務しているわけで
どんどん事務を非正規にきりかえようとしていることとか、
やっぱりふつうの人は知らないわけで 
じぶんがそういう仕事をしていたわけではないけれど、
横で上司がよくそういう話をしている空間にいて
ちょびっと中枢を覗いておいて、よかったと内心思った
彼女は今営業の知識がなくても、
彼女は未婚で若いのだから営業に配属するか事務にするかは彼女の過去の経歴ではなく人事部と所属長が決めることだ

キジ島にきている

女友達から連絡がきて
それによると彼女の脳内では
「最近はるかちんに彼氏ができて、その人と一緒にロシアのどこかに旅行にいったらしい」
ということになっていた。
どうもnoteの「こぐまちゃんとしろくまちゃんのトルティーヤ事件」を読んでそう思ったらしいのだけれど、それ、一人旅だから。そして彼女の脳内でナニジンの彼氏になってるんだろう。女の想像力ってすごい。感心。
もっというとククルーザであることは初めから知っていたけど夕食を買いに行くには寒すぎて死にそうだったのでそのまま水で溶いて料理を続行しただけ。
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こぐまちゃん:「ねえねえしろくまちゃん、このぱんけーきちっとも膨らまないじゃない。」

しろくまちゃん:「ほんとねえ なぜかしら ふらいぱんで焼いても焼いてもなんか中身もべちゃっとしてるし。」

こぐまちゃん:「あああっー!!!」

しろくまちゃん:「!?!?」

こぐまちゃん:「この粉の袋、くくるーざってかいてある!!!!!」

しろくまちゃん:「あらほんと。じゃあ潰してトルティーヤにしちゃいましょう。」

こぐまちゃん:「ペチペチ」

しろくまちゃん:「ぺちぺち」

注)くくるーざ:кукуруза。トウモロコシ。

(カレリア共和国のホステルにて)

学生の頃知り合った友達にY君というのがいて

東京に住んで居ながらも彼の中には、外とは違う時間が流れている、不思議な雰囲気の人だった

大学交流のイベントで付き合い始めたという彼女と、ずっとつきあっていた

彼が東京で、確か彼女が中部地方のどこかだったと思う

大学生の彼らにとってそれは「遠距離恋愛」だったと思うのだけれど

アラビア語に傾倒していた彼は

在学中、中東のどこかに1年間留学していた

勿論彼女とはそのまま交際中である

何か月も、会っていない、と言っていた

彼はその後、中東に基盤のあるどこかの大きな会社に就職して、

そのまま中東に暮らしている

当時の彼女とは結婚し、

やっぱり彼は中東で、奥さんは日本にいる生活らしい

お子さんが生まれるときは仕事の都合で運よく帰国できて、立ち会えたそうな

あるとき彼が話していたのが

「遠恋には手紙が、おすすめだよ」

と。

物理的距離にあわせて手紙もゆっくり届く。

日々の些細な感情の波とか、こまごまとインターネットに乗せて相手にぶつけるわけでもなく、

大きなゆったりとした気持ちが届くらしい


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ヴォルゴグラードのバス停にて。モフモフの毛皮の帽子。

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痴漢とかの被害にあうと、自分なんにもわるくないのに、そういう派手な格好してたわけでもないのに自分が悪いんだっていう気分になるものですが、
先月ワルシャワで突然警官が、オーナーのいない私しかいないホステルにずかずかとやってきてパスポート見せろって言ったのも(赤い靴を履いているか、ときかれたのでたぶん町の人がチクったんだとおもう)、さきにオーナーを呼んでくれと言い張ってもそうしてくれず、なんか性犯罪の被害者の気持ちが0.1%位理解できた気がしました。というのを日記をひっくり返して思いだしたのでかいておこっと。
ところでポーランドはEU圏なのでポーランド入国自体にスタンプは要らないのですが、ポーランドにビザなしで滞在できるのは3ヵ月まで。それって矛盾しません?
その日私のパスポートにあったのは、ロシア出国日とエストニア入国日のスタンプのみ。そこからポーランドのワルシャワまでずっとバスで、出入国検査なんて一切なかったので。下手するとエストニア入国日のスタンプが3ヵ月以上前だったらどっかにつれていかれてたかもしれないのです。
というわけで滞在先のホステルのレシートとか移動の切符は、ポーランド出るまで持ってました。あらこわい。

Через 4 года я слушала Сергея Догадина :) был прекрасный вечер!
バイオリニスト セルゲイ・ドガージン氏と写真を撮った。2012年の東京のチャイコフスキーコンクール優勝者ガラコンサート以来。
仕事後走って聞きに行って、その後NHKでやっていたので録画して何度も何度もみた。
当時24歳の美青年がすっかり丸くなっていらして内心びっくしたのだけど(自分も)、
しかしなにより音が凄いふくよかで豊穣だった。
バイオリンってこんな音が出るのか。
ショスタコーヴィチのヴァイオリンコンツェルトもセルゲイ・ハチャトリアン氏のより私は好きだ。すばらしく素敵だった。人生って美しい。

K先生
感動に水を差して申し訳ないけど、大切な弟子だから、一つコメント!
прекрасный という形容詞にはすでにその語の中にоченьが意味上含まれているので、"очень прекрасный" とは言いません。あとвечерだからбылです!"Был прекрасный вечер!" でバッチリです!うるさくてゴメンね〜(笑)
さらにしつこく言うと、слушать の後に対格が来ないで、主格が来ているのはおかし
слушала концерт Сергея Догадина
でも良いし、直接 слушала Сергея Догадина でもいいと思います!

チャイコフスキーって天才だと今日もおもった
いったいどんな人生を歩んだら、
こんなに歓喜と官能と悲しみを一挙につめこめるんだろう、と思う
人生ってやっぱり美しいものだったんだ
ってこっちにきて、いろんな音を浴びて、やっとおもう
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