f2745a00.jpg 花屋に行ったらバラを3本もらった
日本で一軒の農家しかつくっていない、このバラの色を
私は上手に伝えることができません
花屋に行った私には絶対に選び出して買うことができないような
肌色、茶色黄色と紫にピンクが上手に混ぜ合わさったような
中世の絵の中の花みたいで
そして買ったばかりの小さくて真っ白の、牛乳瓶みたいな花瓶に挿したとき
私はその色の価値を知ったのでした。
生身の女の子の身体に血管が透けているみたいな
眠り姫の100年目の城の塔に挿されていたような