某東アジアの都市中心部のモールにて拾った日本語
話し手はスーツを着たおじさまふたり
「いやあ、この街の人たちのマナーの悪さには我慢できませんねぇ
地下鉄とかちっとも並ばないじゃないですか」
「ご存知ですか、
△○▲語でも『スミマセン』にあたる言葉があるんですよ」
「へぇえー △○▲語でも!」
そういうのえすのせんとりずむっていうんだよ、
嫌なら帰れば。
とボソッと言おうと思いました
左手にあったゴールドの結婚指輪が妙に気になりました
こういうひととは結婚したくありません
Can you hear the voices of the mountain,
と歌ったポカホンタスの気分でした。
-----------------------
さて
○ことし
うしなってかなしかったもの
あいじょう
米原万里
わたしのなまえがついた金魚三匹
○かなしいけれど天寿をまっとうしたみたい
庭のぶにぶにした白めの鯉
私より年上だったと思います
40歳くらい
ありがとう
○グレー時間
記憶が吹き返すあいだ
ネットサーフィン
とか
○こわしてふみにじったもの
たくさん
○はんせい
ごめんなさい
でもたぶんまたします
○うしなう
↑←←← 固執からくるかなしみ
○サンタさんがくれるなら
やわらかさと集中力がほしい ひどく
○ メモ
多言語における愛情は Discommunicationも当然として内包する
(それが起こることを避けるべく発言するから、むしろ回避され発生しないのか?)
○ からだ
ふとした拍子にひどくイライラする。いきがくるしい。
しゅうちゅうりょくがほしい。
------------------
かえりみちは、はやい。
飛行機を折り、空港駅の改札をくぐり、エスカレーターを降りてゆくと
自分の中の何かが「どどっ」と圧迫された。
エスカレーターの上に貼ってあったシュウショク・ビジネスの広告のせいかもしれない。右と前に座っている日本人女性たちの、乱雑な座り方のしかもしれない。
夜のエクスプレス、しかも最終便は倦怠感が漂う。
もちろん私も。
ここが生まれ育ったところで、
今の私が帰るべきところはここしかないのに。
なにこの息苦しさ。
--------------------
ご自分が自分らしくあるためのルール、みたいなものを持っている感じで
だから何日間もぱたぱたついていけたし
未熟でありながらの私を最大限尊重してくださったので
とても居心地がよかった
-----------------
「きみはすごくミリョク的なんだけどね、
でも (俺には無理)」
という話を秋には沢山聞いた
耳にタコ
何様のつもりかしら
今でもふとした拍子にひどくイライラする
すぐに息苦しくなる、そういうからだがつらい。
「きみはミリョク的なんだ、
だから、 」
という人を欲しているところに
私の弱さがある
-------------------
遠くの街に来ると覚醒します
それもお連れの方とか行き先にも左右されることが多いのだけれど
人の多さは東京と大してかわらないのに
いや近しい町並み、ごみごみ感のなかに
すこしずつあるいは大きな差異を感じるからこそ
どきどきするのかもしれない。
人工のものが多すぎるし
ビルだらけなのに
おもしろいところです
きっとこの街は私一人で来ても
美味しいところをしらずに帰ってしまったかも
それくらい分かりにくいけれど
でもどきどきするところでした
---------------
これは俺の考えだけど、
思い出してもいいんじゃないかな。
沢山思い出して、何度も何度も、
それでうわってよく泣いて、
それを繰り返しているうちに、だんだんと、
あ、もういいや
って思えるときがくるから
絡まりあった記憶の中で生きるのは苦しいんだ、
きみはまだ若いからいいけど
これからどんどんそういうのが増えてゆくかもしれない。
-----------------
ことし
ああ、なんだか哀しかった
すごいはやさだった
どうしよう
息をしなきゃ
このままじゃ溺れた金魚みたい
もうだれも、
あたしのなかにはいらないで
--------------------
書きたいことがたくさんあって。
あの駅での東アジアテイストの市場、カエルと、ぶつ切りになったウナギかナマズみたいなのがぶにぶに動いていて、
豚肉がつるされていて、
お嬢ちゃんかっていきなよ、っておじさんたち皆に言われて、
ショッピングモールの同居が凄いと思ったとか
あと山を登ってお寺にふしぎなカミサマがいて
奇妙な顔をしていらして
やってくるかたは膝をついて三跪九叩頭の礼みたいに
奥まったところには仏様がきちんといらして
池には赤い金魚が居て
噴水が涌いていて
やってくる親子連れが不思議な動作ででもきちんと、
お香をたいてカミサマのほうに祈ってて、
こどももちゃんと、
それでおそらく一番奥の一つ目の部屋には
位牌と写真があって、果物があって、ろうそくの火がついていて、
あっここ入っちゃいけないと思って次の部屋にいったら
それでふうっと入った次の部屋には位はいがもっとたくさん並んでいて、
壁一面に、
それで戒名の上にぜんぶ写真が付いているの
そのときは何事もなかったかのように部屋を出て、
広場でガイドブックとか読んでみたけど
でも思い返すと
すごく怖かったんだと思う。泣きたいくらいに
記憶とか感情とか感想とか、がごちゃごちゃに絡まっていて
上手くかけないんですけど
ということをビスコを貼り付けた紙にほんとうは書きたかったのだと思います
気がついてくれてありがとうございます
邪魔してごめんなさい
-----------------
旅先のメモは恋人に手紙とかメールにして送っていたのだけど
それができる相手が居なくて
そういうひとをひどく欲しているみたい
-----------------
感じやすさと強さは同居できないのでしょうか。
という質問をした。中環のバス停で。
お疲れだろうのにきちんと答えてくださった。
ノートに書いてある。
そして、今日読んで思ったこと
「強くなって感じなくなる」のが耐えられないなら
「感じやすいままで強くなればいい」
ただそれだけ
>その文化に誠実にアプローチしようと (M先生)
する謙虚さを持つ努力をしようとすれば
少しはバージョンアップしてもうすこし敏感になれるのかもしれない
って
今でも十分、鈍すぎてかなしくなります
感じなさすぎて申し訳ないと思う。
だから失敗して、ヘンに自信過剰になって、もっと鈍くなっちゃったらって怖い。
でもやってみないとわからないじゃん
実行するの怖いけど。見ているとすごい大変そうだけど。
でもやってみないとわからないじゃん
------------
・・・エトセトラ。
らいねんに、つづいてほしい
もっと感じやすくて、もっとたおやかなままに
話し手はスーツを着たおじさまふたり
「いやあ、この街の人たちのマナーの悪さには我慢できませんねぇ
地下鉄とかちっとも並ばないじゃないですか」
「ご存知ですか、
△○▲語でも『スミマセン』にあたる言葉があるんですよ」
「へぇえー △○▲語でも!」
そういうのえすのせんとりずむっていうんだよ、
嫌なら帰れば。
とボソッと言おうと思いました
左手にあったゴールドの結婚指輪が妙に気になりました
こういうひととは結婚したくありません
Can you hear the voices of the mountain,
と歌ったポカホンタスの気分でした。
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さて
○ことし
うしなってかなしかったもの
あいじょう
米原万里
わたしのなまえがついた金魚三匹
○かなしいけれど天寿をまっとうしたみたい
庭のぶにぶにした白めの鯉
私より年上だったと思います
40歳くらい
ありがとう
○グレー時間
記憶が吹き返すあいだ
ネットサーフィン
とか
○こわしてふみにじったもの
たくさん
○はんせい
ごめんなさい
でもたぶんまたします
○うしなう
↑←←← 固執からくるかなしみ
○サンタさんがくれるなら
やわらかさと集中力がほしい ひどく
○ メモ
多言語における愛情は Discommunicationも当然として内包する
(それが起こることを避けるべく発言するから、むしろ回避され発生しないのか?)
○ からだ
ふとした拍子にひどくイライラする。いきがくるしい。
しゅうちゅうりょくがほしい。
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かえりみちは、はやい。
飛行機を折り、空港駅の改札をくぐり、エスカレーターを降りてゆくと
自分の中の何かが「どどっ」と圧迫された。
エスカレーターの上に貼ってあったシュウショク・ビジネスの広告のせいかもしれない。右と前に座っている日本人女性たちの、乱雑な座り方のしかもしれない。
夜のエクスプレス、しかも最終便は倦怠感が漂う。
もちろん私も。
ここが生まれ育ったところで、
今の私が帰るべきところはここしかないのに。
なにこの息苦しさ。
--------------------
ご自分が自分らしくあるためのルール、みたいなものを持っている感じで
だから何日間もぱたぱたついていけたし
未熟でありながらの私を最大限尊重してくださったので
とても居心地がよかった
-----------------
「きみはすごくミリョク的なんだけどね、
でも (俺には無理)」
という話を秋には沢山聞いた
耳にタコ
何様のつもりかしら
今でもふとした拍子にひどくイライラする
すぐに息苦しくなる、そういうからだがつらい。
「きみはミリョク的なんだ、
だから、 」
という人を欲しているところに
私の弱さがある
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遠くの街に来ると覚醒します
それもお連れの方とか行き先にも左右されることが多いのだけれど
人の多さは東京と大してかわらないのに
いや近しい町並み、ごみごみ感のなかに
すこしずつあるいは大きな差異を感じるからこそ
どきどきするのかもしれない。
人工のものが多すぎるし
ビルだらけなのに
おもしろいところです
きっとこの街は私一人で来ても
美味しいところをしらずに帰ってしまったかも
それくらい分かりにくいけれど
でもどきどきするところでした
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これは俺の考えだけど、
思い出してもいいんじゃないかな。
沢山思い出して、何度も何度も、
それでうわってよく泣いて、
それを繰り返しているうちに、だんだんと、
あ、もういいや
って思えるときがくるから
絡まりあった記憶の中で生きるのは苦しいんだ、
きみはまだ若いからいいけど
これからどんどんそういうのが増えてゆくかもしれない。
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ことし
ああ、なんだか哀しかった
すごいはやさだった
どうしよう
息をしなきゃ
このままじゃ溺れた金魚みたい
もうだれも、
あたしのなかにはいらないで
--------------------
書きたいことがたくさんあって。
あの駅での東アジアテイストの市場、カエルと、ぶつ切りになったウナギかナマズみたいなのがぶにぶに動いていて、
豚肉がつるされていて、
お嬢ちゃんかっていきなよ、っておじさんたち皆に言われて、
ショッピングモールの同居が凄いと思ったとか
あと山を登ってお寺にふしぎなカミサマがいて
奇妙な顔をしていらして
やってくるかたは膝をついて三跪九叩頭の礼みたいに
奥まったところには仏様がきちんといらして
池には赤い金魚が居て
噴水が涌いていて
やってくる親子連れが不思議な動作ででもきちんと、
お香をたいてカミサマのほうに祈ってて、
こどももちゃんと、
それでおそらく一番奥の一つ目の部屋には
位牌と写真があって、果物があって、ろうそくの火がついていて、
あっここ入っちゃいけないと思って次の部屋にいったら
それでふうっと入った次の部屋には位はいがもっとたくさん並んでいて、
壁一面に、
それで戒名の上にぜんぶ写真が付いているの
そのときは何事もなかったかのように部屋を出て、
広場でガイドブックとか読んでみたけど
でも思い返すと
すごく怖かったんだと思う。泣きたいくらいに
記憶とか感情とか感想とか、がごちゃごちゃに絡まっていて
上手くかけないんですけど
ということをビスコを貼り付けた紙にほんとうは書きたかったのだと思います
気がついてくれてありがとうございます
邪魔してごめんなさい
-----------------
旅先のメモは恋人に手紙とかメールにして送っていたのだけど
それができる相手が居なくて
そういうひとをひどく欲しているみたい
-----------------
感じやすさと強さは同居できないのでしょうか。
という質問をした。中環のバス停で。
お疲れだろうのにきちんと答えてくださった。
ノートに書いてある。
そして、今日読んで思ったこと
「強くなって感じなくなる」のが耐えられないなら
「感じやすいままで強くなればいい」
ただそれだけ
>その文化に誠実にアプローチしようと (M先生)
する謙虚さを持つ努力をしようとすれば
少しはバージョンアップしてもうすこし敏感になれるのかもしれない
って
今でも十分、鈍すぎてかなしくなります
感じなさすぎて申し訳ないと思う。
だから失敗して、ヘンに自信過剰になって、もっと鈍くなっちゃったらって怖い。
でもやってみないとわからないじゃん
実行するの怖いけど。見ているとすごい大変そうだけど。
でもやってみないとわからないじゃん
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・・・エトセトラ。
らいねんに、つづいてほしい
もっと感じやすくて、もっとたおやかなままに
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