書きます。
今日は嬉しいメールをいただきました。
これ読んでいるかわからないけれど、どうもありがとう。

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レンコンとニンジンのハンバーグ(マクロビオティックのレシピらしい)
を作ったあと、
地元の駅を散歩しました。
いつもの休日のように、赤いレンガ造りの文房具屋を覗いてノートを探して、
ミルクを飲みます。

この駅前を100メートルほど歩いたところに、私の生まれた産婦人科があります。
昨年22歳を越えてやっと、検診ではじめて行ってみました。
私が生まれた当時六十だった先生は今も現役で、お産は見ないものの簡単な症状ならば診察してくれます。
私はここで取り上げてもらったんです、と言ったら
よくきたよくきた、
と奥さんの看護婦さんと喜んでくれました。
生まれてはじめて会った人たちは、母と、このひとたちだったのだと、
とても安心した記憶があります。

駅前はいつもの休日と変わらずの喧騒
小学生のころ、ブラックジャックや火の鳥を買い揃えた、
二階建ての小さな書店が潰れて出来たスタバはいつも満席、
マックもミスドもKFCもある
生まれたころは田舎町だったろうのに、もうすぐ地下鉄が通ります
世界のほかの都市と、同一化してゆく悲しみ。
銀杏並木は毎年変わらず美しいです
ここが私の生まれたところで、今も家族の住むこの街が、
私の帰る場所で、
ほかの都市とどんなに同一化していっているとはいえ、
ほかに選択肢はありません

(2007/1/28)