7年前に担当していたお客様に6年ぶりに年賀状を書いた
ご厚意で西洋の料理をいただけることになった。
もちろん写真はない。
お見合いみたいでおもしろかった。
ナントカのポアレとかインカの目覚めのナントカとかナントカのバロティーヌとかなんとかのヴァンブランソースとか。
むしろインカの目覚めしかわからない。
世の中には知らないものがいーっぱい。
身軽になるといろんな美味しいものがいっぱい。
コートを着せてくれるデートなんてはじめてで、
飲み会のあとは必ず奥様にコートを着せてあげて一緒に帰る、
おしどり夫婦の黒田先生みたいだなあ、とおもった。
そして地震のあった年以来お目にかかっていなかったけれど、
疲れ気味だったお顔は落ち着いていてよかった。
地震のあった年は私ももうぼろぼろで、ぐちゃぐちゃだったから
きっとそこからこんな遠くまでこれたことのお祝いだったんだろうとおもう。