夕方にジェーニャとたい焼きを食べに行く約束をしているのでミニ試験の作文を添削してほしいのに作文が書きあがらない。。


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今日の鯛焼きの彼は23歳らしいが、前回9月上旬にあったとき私のことを25歳ぐらいだと思っていたらしく、
しつこく聞かれたので「7,8年働いていた」と言ったら驚愕していてそれっきり2か月連絡がなかったので、てっきり年上すぎて引かれていたのだと思っていたけど単に学年論文を書くのに忙しかっただけらしい。
そういうわけで、8歳年下のおとこのこと鯛焼きを食べに行く。
今日の鯛焼きの彼はとても紳士で、カフェでは私をドアに遠い所にわざわざ座らせてくれたり、バスに一緒に乗っても私をудобныйなところに立たせてくれたりする。20歳ぐらいの女の子だったらこれだけで恋に落ちるだろう。
それで、私たちはタイヤキを食べて、作文の添削をとても丁寧にしてもらい、2時間ぐらい経過後、僕は友達と約束しているからそろそろ地下鉄に乗る、といって、私が行きたい自然食品店の近くまでわざわざ見送りに一緒に来てくれた。
「昔は通訳になりたかったけれど、最近はロシアにも日本にも住みたくない、なぜなら窮屈だから。」「日本人はロシア人が意外と愛国主義者ではないことにおどろくけれど、ロシア人の愛国主義者というと、最近はミリタリズムを指す。」
私を見送る間、ロシアがいかに窮屈で、特に女性差別と同性愛者への差別、同性愛者にとってどんなに窮屈か、という話(殺されたり射殺されたりすることもあるらしい)を熱弁していた。銃で!?と聞き返すと、いろんな方法がある、と。
「日本はもうすぐ法的に容認されるんでしょ」、というので、そのうちの将来に、と答えておいた。
たった5分ほどの間に彼はあまりに同性愛者差別について熱弁するのでまわりのともだちはおおいの?あなたもそうなの?ときいたら「どちらともいえないけれど経験はある」と彼は答えた。
処女性と経験値。
経験ってどんな経験なんだろう。
同性とそういうことをすることについて興味が全くないことはないけれどそういうことをしたことがない、
というのと経験があるというのは雲泥の差で、
この彼の発言を聞いた時の私の感覚は10代の女の子が異性との性体験の有無についてキャアキャアいっているときのそれと若干近しいものだった。
ちょっとびっくりした。
どんな答えが来ても驚かない覚悟をもたないのなら聞くべきではなかった。
しかし万一私が彼とそういう関係になったらたぶん私けっこう気にすると思う。過去の彼の女性関係ではなく過去の男性関係(処女性というのだろうか、この場合)について。病気とかもらってないか、とか。(結局こういうのが差別につながるのだろうか)
しかし恋に落ちる可能性がそんなに高くないなら、
むしろ逆にチキンな私は(なぜならロシアに永住したくはないので)この男の子とまた会ってみたいとおもったのも事実。
彼は私がヒイヒイ言いながら書いた作文を、
私がかかったのと同じ位の時間をかけて、笑いもせずに、丁寧に添削してくれた。すてき!
ところで昨夜、待ち合わせ場所をチャットで約束したときに、
彼は日本語でこうかいた。
「その店にどうやって行くかわかるんでしょうね。」
笑ってはいけないし怒ってもいけない。きっと私もロシア語でそうだから。
「カフェまでの行き方はご存知ですか」の方がいいですよ、と直しておいた。理由を伝えるのを忘れた。