ポーチの修理深呼吸と、冬至のメッセージ

2016年12月17日

クリスマスはこうあるべき、みたいなの。

風の人とビールを飲む。

「昔はね、自分もクリスマスはこうあるべき、みたいなの、あったのね。

でも今年はなんにも考えてない。

クリスマス、誰と過ごすの?っていろんなひとに、

聞かれるけれど、

どこにいるかもまだ決めていない。」

「去年のクリスマスは、わたしビルニュスにいて、クリスマス市をみて、小さなホテルにとまって、そこにはとびっきり美人で感じのいいフロントのおねえさんがいて、物乞いのお兄ちゃんが、お金をたのむかわりに、わたしのためにしあわせを祈ってくれた。

母のために琥珀のネックレスを、露店で探して。それで19時になったら、ミサにいった。すっごく美しいの。

お店は18時ぐらいでぜんぶしまっちゃうから、キオスクでコーヒーとホットドッグを買って帰った。誰とも過ごさなくてもものすごく楽しかった。

それで来週、「知らない人と話す会」に行こうと思ったんですけど、応募条件が「去年のクリスマスに寂しかった人」なんですよね。

わたし、去年はビルニュスにいて全然寂しくなかったから、もうそういう俎板に、おさまらなくて。

もし来週にその会にいったら、ビルニュスとはいったいどこなのか、なぜクリスマスにわざわざそんなところにいったのか。そういうところから話をしなければならない。そこがどんなに美しくて、物乞いの人がわたしのために幸せをいのってくれたところまで、きっと時間内に話がいきつかない。それってやだな。って。」


※ビルニュス。Vilnius。リトアニア共和国の首都。ロシア語も通じる。



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