比較文化とか文化人類学とかいう部類のことに興味があって、大学に行こうと思っていた。

けれど、この大学には文化人類学の受け皿があまりなく、むしろ社会学方面が強いのが現状。
秋に決める専攻は東洋史か社会学?って思っていたのだけれど、でもなんとなく違う気が最近する。

法学は人を幸せにする力がない気がして(あくまでも気分)、受験生のときはできる限り法学部を避けた。経済も数学が苦手、マーケティングには興味がない、と避けた。


そして文学部に行き、歴史や文学を勉強して、「未来が見えない」と漠然とした、でもものすごい不安を持った。
理系の友達にこぼしてみる。
「むしろ俺は、何で文学部のやつが学校に通っているのかわからない」
理工学部機械工学科で毎日レポートに追われている彼にとってはそうだろう。

大学って、これまでの自分が壊れるところですよ、と7月に日本文学の先生が言っていた。
大学に来たら、それまで文学を志していた学生は皆一度、自分の文章が書けなくなるのですよ、と。

今のあたしはこわせるのか、
こわさなきゃ。